アジア11年在住の帰国子女が日本の大学に馴染むために実践したこと【体験談】

日本に帰国したけど、「なんだか日本に馴染めない」「日本の雰囲気に戸惑う」「友達作りたいけど、どうしていいか分からない…」と悩んで、ストレスを感じたり、モヤモヤしてませんか?大丈夫ですか?

海外では「日本人」というくくりにされ、やっと大好きな日本に戻ってきた!…と思ったら今度は「帰国子女」というくくりにされてしまう。

何かと先入観をもたれる帰国子女。最初は戸惑いやストレスもあると思います。

でも、大丈夫!

これは多くの帰国子女が経験してる”あるある”ですし、それで自分が落ち込んだりする必要なんて、これっぽっちもありません。

本記事では、マレーシアや香港に小中高11年間在住していた帰国子女の私が、日本の大学に入学して
・苦労したこと、
・違和感を感じたこと、
・疎外感を感じたこと、
そして、
・それらのモヤモヤにどう対処し、
・日本の学生生活に馴染めることができたのかを、ありのままお伝えしています。

以前のわたしと同じような境遇の学生さんの参考になったり、本記事を読んで少しでも前向きになってもらえたらうれしいです:)

目次

そもそもなぜ大学のときに帰国したのか?

最初に、ちょこっと自己紹介させてください。

わたしは小中高と父の仕事の都合でアジア圏を転々とし、最後にいた国は香港でした。

小学校までは、海外で生活してることに、なんの疑問も持ちませんでしたが、中学のとき香港に転校したのをきっかけに、

「日本人なのに、なんで香港にいないといけないの?普通に日本で日本の学校で生活したい。早く日本に帰りたい、もうやだ」と強く思うようになりました。

帰国したかったので、日本の大学に入ることを目標にし、そのための勉強もがんばりました。

補足すると、別に香港だからいやだったとかでは全然なく、転校したタイミングとか、香港に行く前にいたマレーシアの陽気な雰囲気とのギャップとか、もう”お友達グループ”が出来上がっている中学校への転校が、思っていたよりつらかっただけのことです。転校生あるあるですね。

そしてやっと受験が終わり、無事日本に帰国!

キラキラキャンパスライフが待っている!…と思ったら、またもや色々戸惑ったり、あれ…?と思うことがありました。

帰国して苦労したこと、戸惑ったこと、

大学1年生のとき(帰国1年目)のときは、とにかく友達作って、勉強もがんばって、サークルもがんばって、おしゃれなカフェで女子会をして等々、いろいろ妄想をしていました。

で、実際に大学生活を送り、クラスメイトや、サークルのメンバー、寮の子たち、バイト先の先輩等さまざまな人と接するなかで、戸惑ったことや、ストレスを感じたことは次の通りでした。

もし、あなたもこのリストに1個でも当てはまることがあったら、自分の心がいっぱいいっぱいになる前に対処したいですよね。

  1. 初対面や自己紹介で、出身高校を聞かれること

    大学で日本に帰国する以前も、遠い親戚や親戚の友達と会うと、「海外にいるとこうなんでしょ?ああなんでしょ?」と決めつけられることが多く、それが子供ながらにストレスだったので、大学に入ったらバックグランドについては、「余計なことは言わないでおこう」と決めてました。

    ですが、結局、出身校に限らず出身地や出身部活の話題って初対面の人とは、ほぼ100%する会話だったわけです。

  2. 「帰国です」というと、8.5割の人に「アメリカ帰り」を期待されること

    個人的に「帰国です」と言いたくなかったもう1つの理由がこれです。

    帰国=アメリカ・ヨーロッパのイメージが強いためか、「香港です」っていうと「帰国子女ってアメリカじゃないの?」って聞かれることもしばしば。いわゆる帰国子女格差…

    そして、香港帰りあるあるですが、ほぼ100%「香港」と覚えてもらえず「台湾帰り」と記憶されてしまいます。

    毎回なんでだろう?と思うけど、いまだに謎です。台湾のほうが親近感があるのかなぁ。

  3. 高校あるあるや、部活あるあるが分からないから、会話に入りづらいこと

    たまに疎外感を感じました。

  4. 流行ってたギャグが分からないから、リアクションができなかった

    これも、わたしだけ分からないことが多く、最初は疎外感を感じますが、日本で暮らしていれば自然にわかるようになるので、大丈夫。

  5. 県民性の会話についていけないこと

    日本の国の中で、出身県による格差?があるとか、県に対するイメージや先入観があることを知らなかったので、よくわからなかったです。でもちょっと新鮮でした。

  6. 1歳でも年上の先輩には敬語を使うこと

    いわゆる、部活の上下関係や、先輩に気をつかうとか、そういったことがよくわからず、同年代なのでなぜ敬語?という違和感を感じてました。

  7. ハグをしたら引かれたこと

    まだ日本の人間関係の距離感が分からなかった4月頃、友達にハグしたら「わたしそういうのダメなんだよね…」と言われてショックだったことがあります。気を付けてね。


  8. 「英語は苦労せずにしゃべれるようになったんでしょ?いいよねー」と言われること

    こういうこと言ってくるひとたちは、無視しましょう。この人たちのために、自分がやな気持ちになる必要なんて一切ありません。

  9. 帰国生が2人以上いると、「ちょっと2人英語でしゃべってみてよ」と言われること

    純粋に「英会話の勉強したいから一緒に英語で話したほしい」と言われた友達とは、全力でしゃべってました。

    でも、興味本位で「しゃべってよ!」という人、結構多くて、なんかやだなというのが本音でした。これは社会人になってもありました。

  10. 「シングリッシュでしゃべってよ」と言われること

    アジア帰りだったため、これもたまに言われてました。これは、なんか、やだった。

些細なこと含めていろいろ挙げましたが、同じように感じた方も多いと思います。

実際わたしも大学で知り合ったほかの帰国生にこれらを話したら、すごく共感してもらえました。

共感してもらえても、うまく対応できなければ、どんどんストレスもたまるし、大好きな日本がいやになってしまいそうだし、精神的についらいですよね?

なので、これらのモヤモヤをどう乗り終えて解消したのか?具体的な対処法と考え方をお伝えしていきますね。

対処法①日本とか香港とかグループ分けしない

人間って不思議なもので、集団になると個人よりも集団の特徴のほうが優先されますよね。

例えば、同じ人を「はなちゃん」って思って接するのと、「アメリカ帰りの女子」、「文学部女子」、「家庭教師してる子」と思って接するのとでは、全然ちがいますよね?

同じ「はなちゃん」なのに、言い方を変えると、ガラッと印象が変わりませんか?

グループ分けしてしまうと、そのグループに対する印象が先行して、なんか、個人のことを知ろうという気持ちが薄れる気がします

そして、これはあなたも私も、みんな無意識のうちにやってしまってることなので、ある意味しょうがないと思います。

上のリストで挙げた、あなたやわたしが日本に来て感じたストレスや不満って、周りがわたしたちを個人ではなく「帰国子女」と括っているから生じたという部分ももちろんあります。

すると、わたしたちも、同じ「日本人の学生」と思って接していたのに、「どうも彼らは私たちのことを、同じように思っていないみたい…」という気持ちになりますよね。

そして、1回疎外感を感じてしまうと、わたしたち自身も、彼らのことをいつの間にか「わたしとは違う人たち」、「彼らは別グループの人間なんだ!」と無意識にフィルターを作ってしまってるのではないでしょうか?

だから、なんかモヤモヤするし、一気に違いばかりがどんどん気になってしまう!

結局、帰国子女問題もそうですけど、差別ってそういうことですよね?

あなたも海外に住んでいたなら多少なりとも感じていたはず。

そして、上のリストの5番目に挙げた「県民性の話についていけない」も同じことですよね。

日本にいれば日本でも「あなたは〇〇県出身だからおもしろいでしょ?」「〇〇県出身だからこうでしょ!!」みたいな偏見とかイメージがあって、それで悩んでるひともいるってことですよね?一緒なんです。

そういうことなんです。

……………

なんか、ここまでの説明しっくりきませんか?

しっくりこなくてもよいのですが、こういう考え方もあるということで、頭の片隅に置いて頂ければと思います。

因むとわたし、高校で心理学を勉強していて、特に差別とかステレオタイプとか偏見とか、社会心理学系に興味があったり、不登校の子供と遊ぶボランティアをしていた経験があったので、自分の中では、非常にしっくりきてました。

なので、

これらの点を踏まえて、具体的に何をしたかというと、グループを意識してしまう、出身地・出身校の話は絶対にこちらからは聞かず、代りに、相手が好きなものを聞くようにしてました

例えば、
趣味のはなし、好きなたべもの、好きな映画、好きな音楽、おすすめのカフェなどなどを、積極的に聞いてました。

逆に、相手から出身を聞かれたら、答えるけど、すぐ話題を変えました。

だって、相手が好きなことを聞くと、相手も楽しそうに話してくれるから、「はなちゃんってこういう子なんだぁ!気が合うかも!(合わないかも…)」が分かりますよね。

何より、自分が好きなものの話をするのは楽しいので、楽しく会話ができていいなと思います。

すごく簡単に実践できるので、ぜひ試してみてくださいね。でも、これがうまくいかなかったら、次の対処法はこれ!

対処法②無理に馴染もうとすることをやめる

なるがままに、川がひらひら流れるように、身を任せてみるのもありです。

だって、帰国して、引っ越しして、入学して、毎日知らない人ばかりで何だか疲れた…ってなる時もありますよね。

だったら、引くのも大事だと思います。

こちらから、フレンドリーに接しても、必ずやな人はいます。それはどこへ行っても一緒です。

わたしはもう社会人ですが、いまだに「海外にいたから、英語で苦労してないんでしょ?」とか、「日本の義務教育うけてないんじゃさぁ、あんた外人だよね?」とか「俺は○○さんみたいに海外で英語勉強してないんで…」的なことを、ぐちぐちぐちぐち、ねちねちねちねち言う大人やおじさんもいます。

そういう人とは、無理に関わろうとしなくていいです。そんな、わからずやの時代遅れなひとたちは放置してしまいましょう。

彼らの発言で落ち込むなんて、モッタイナイですよ?

離れてみると、いい出会いもあるものです。ちょっと力を抜いてみよう!

対処法③日本文化を素直に楽しむ!

わたしの周りには、生まれも育ちも海外で、家でも英語をしゃべっていて、日本にはほぼ行ったことないという友達もいました。

一方、わたしは、海外は小学校からで、毎年夏休みには帰国してたし、家では日本語だったし、「きっと帰国しても違和感なくなじめるだろう、むしろ性格的にも居心地がいいだろうな」という自信がありました。

でも、それが逆に良くなかったのかなぁと思います。

期待値と自信が高すぎて、実際に日本に住んで感じた雰囲気とのギャップに、ストレスを感じたのかなと…

なので、これは対処法②にも通じますが、

馴染もうとするというよりは、力を抜いて、日本にホームステイしに来た感覚で、違和感を「文化」としてとらえてみる

「そういうものなんだ、勉強になるなぁ」といっそ、まっさらな気持ちで、日本の生活を楽しむのです。

そう思うようになってから、なんだか気持ちも軽くなったし、毎日楽しくなりました。

違いとか、ギャップに対して「こんなはずじゃなかった!無理!意味不明!」と拒絶するのではなく、まっさらな気持ちでとりあえず1回だけ受け入れてみる。

そしてできれば、楽しんでみる。「どうしてだろう?おもしろーい!」みたいにとりあえず興味を持つクセをつけると、世界が広がるかも。

だって、旅行したときのこと思い出してみて!

はじめての場所に旅行したときって、わくわくしますよね?

「えっ、、、無理っ!」って思ってカルチャーショックを受けたことさえ、後々思い返すと、なんだかおもしろかったり、楽しかったりしませんか?

それと同じような感覚で日本を満喫してみるのです。

まとめ

途中いろいろ話が脱線しつつ、自身の体験談もふまえて、日本に馴染むためにやったことをご紹介してきました。

馴染むためには、馴染もうとするのをやめることも大事です。そう思うから、余計ストレスになりますもんね。

ダイエット中に「チョコ絶対食べないぞっ!」って思うほど、チョコが頭から離れなくなりますよね?

最初は、周りから自分が違うみたいな扱いをされたり、自分も「こんなはずじゃなかった」と感じることもあります。

でも、絶対、自分のバックグランドを(いい意味で)おもしろいと思って、あなた自身に興味を持ってくれるひともきっと現れます。そんな出会いが、あなたにもありますように。そして、せっかく帰国したのだから、少しでも楽しい毎日が送れることを、祈ってます!

また、あわせて大学の寮生活についてまとめた記事もあるので、ぜひ大学生活の参考にしてくださいね!

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