海外の料理って、有名なものはすぐ思い浮かびますが、「家庭料理」となると、現地の生活に入らないとわからないものです。
例えば、ニュージーランドも、パッと浮かぶのは、ラム肉、乳製品、バーベキューなどなど。
でも、リアルな家庭料理は、イギリス料理の影響を大きく受けていることもあり素朴!
でも、おいしくて、かんたんで、体にやさしいものがたくさん!
本記事では、わたしが学生の時に短期留学した、ニュージーランドはフィティアンガ(Whitianga)という田舎町の、リアルな家庭料理のレシピをまとめています。
現地の食べもの事情や暮らしぶりなども、見たまま、感じたままお届けしています。
食・自然・料理好きな方には、ぜひ一度は訪れてほしいニュージーランド!
でも、
ご時世的に、海外へ羽ばたけない今日この頃。海外へ自由に旅行ができる日に思いをはせながら、このホームステイ体験談を書きました。
少しでもニュージーランドの、ゆっくり、のんびりした時のながれを、感じていただけたらうれしいです。
そしてせっかく体験談を書くなら、生活に近い内容にしたいなぁと思い、現地の素朴でおいしくて、だれかに作ってあげたくなっちゃう、家庭料理のレシピをいくつか選んで、まとめてみました。
フィティアンガってどこ?
ニュージーランドというと、オークランドとか、クライストチャーチルのイメージが強いですよね?
フィティアンガ(Whitianga)は、オークランドから車で約2時間半のところに位置する、コロマンデル半島の東海岸にある街です。
と言っても、わからりずらいので、地図にて:
フィティアンガは、海が近いので、マリンスポーツが盛んで、食だと、マッスル(ムール貝)の原産地として有名なんだとか。
わたしが滞在していたのは、オフシーズンでしたが、夏になると観光客でいっぱいになるそうです。
とにかく見渡す限り自然な場所で、時がゆーっくり、ゆーっくり、心地よくながれています。
なぜフィティアンガへ短期留学したのか?
理由は、シンプルで、そこしか行けなかったからです!
当時、学生だったわたしは、ずっと英語圏でのホームステイ&短期留学にあこがれており、行くなら「人生の夏休み」と言われる大学時代に行くしかない、と思ってました。
1年生の時は、サークル活動に夢中だったし、3年生になると就職活動という試練が待っているため、2年生の夏休みに行くことにしました。
2年の夏は、学業が忙しく、学部・専攻の夏合宿もありましたが、そっちは蹴ってニュージーランドを選びました。せっかくなら、心躍るほうへ行きたいですよね、
そして、留学といっても、個人的に興味があったのが、料理留学。
行ったことない国の、現地のリアルな、家庭料理を学びたかったのです。
ただ問題がひとつ。
留学となると、やっぱり語学留学がメインになってしまうのです。料理留学コースというのが、なかなか無かったんです。あったとしても、期間が長い!半年とか1年とか。
当時は、予算と時間と学業の関係で、長くても夏休みの2週間しか行けませんでした。
困っていたところ、留学相談した担当者のひとが、「ニュージーランドのWhitiangaという田舎なら、ゆるい感じのhome cooking activityがある!」と教えてくれました。
Whitianga一択だったので、そこに即決しました!
ニュージーランドの料理はイギリスとマオリがルーツ
ちなみに、「ニュージーランド料理」って聞くと、ラム肉?バター?くらいしか、パッと思い浮かびませんよね、
というのも、ニュージーランドって、建国1840年の比較的新しい国なんです。ニュージーランドは、先住民のマオリと、イギリスからの移民(アングロサクソン系)が主要民族な国なんです。
そのため、家庭料理も移民の食文化に影響を受けているのです。例えば、「フィッシュアンドチップス」、「バーベキュー」などイギリス系の料理と、マオリの「ハンギ料理」がニュージーランドの”伝統料理”になります。
【コラム】メンズも料理に積極的
日本では、亭主関白という言葉ありますが、ニュージーランドでは、メンズも家事や料理に積極的。
よく、「バーベキューは、メンズの見せ場だ!」といいますが、普段の料理もおてのもの。
「Japanでは、料理できる男子、あまりいないよ」と言ったら、
「今の時代、メンズも料理できないとダメだね!」と言ってました。
ホームステイ先のホストファザーも、息子(名前忘れた)も、料理をよくふるまってくれました。そんなホストファザーの得意料理は、ラム肉のグレイビーソース!写真ではわかりずらいですが、左下のトレイにのってる料理です。
毎晩、料理はこんな風に、ドンと用意し、ビュッフェ形式で各々たべたいものを、食べられる分だけお皿によそって食べてました。
ちなみに、ホームステイ先では、お皿に料理をよそったらテーブルではなく、ソファーへ直行。みんなで、コメディー番組みながら食べてました。
そして、息子(名前忘れた)は、sushi rollが得意ということで、一緒に作ったりもしました!
中身はなんだっけ?タコとか、サーモンとか、魚介系なんちゃってロール!
そして、デザートには必ずアイスクリームを作ってくれました。
現地では、食材はひろいに行く
わたしは、家庭料理に興味があったので、ホームステイ先では積極的に夕飯のお手伝いをしてました。朝ごはんは、大体シリアル、お昼が学校で食べてたので、ホームステイ先で料理するのは、基本夜。
わたしが滞在した家では、お庭があり、たくさんの種類の野菜を育てていました。なので、毎晩のサラダの野菜は基本自家菜園から収穫。
敷地が広いし、食卓や、自然を大事にする国なので、自家菜園をするひとが多いのだとか。
そして、野菜の収穫が終わったら、「let’s go!」と言われ、キャシー(ホストマザー)と一緒に、外へ出ます。
何をするのかというと、ナッツ拾いをするんです。マカダミアナッツだったかな?の木があちこちに育っているので、落ちてるナッツを拾います。
行ったときは時期ではなかったけど、オレンジ等の柑橘系も外で拾ってこれます。
そして週末になると、魚を自分で釣ってきます。この地域の人たちは、1家に1隻船があるのだとか!
わたしも1回連れて行ってもらい、夕飯のメインディッシュを釣り上げに行きました。
野菜にしても、ナッツにしても、魚にしても、それぞれが育っている場所から直接収穫するので、なんというか、とっても「自然をいただいている」という感じがしました。
Home cookingの先生、バーバラについて
現地に滞在中、わたしはAMは学校でほかの子たちと勉強し、PMは学校から徒歩20分ほどの場所にある、バーバラさんのおうちに行って料理を学びました。
料理を学びにニュージーランド(しかもフィティアンガ)にくる人ってめずらしかったようで、学校では設備がないため、料理が得意なバーバラさんのおうちで、勉強することになりました。
お世話になった、バーバラさんですが、見た目がなかなか奇抜。
長身で、スポーツ刈りで、髪は金色に染めてて、パッと見「家庭料理」とは対極にいる風貌。
もうすっかり大人になった息子がいて、旦那さんはいないので、1人暮らし。フィティアンガのホームステイ先として、これまで、たくさんの留学生を受け入れてきたとのこと。
とても気さくで、豪快だけど、見た目とは裏腹に、自然と家庭料理を愛する強い女性でした。
初日には、こんなにかわいいお手製のレシピノートをくれました!
中には、雑誌のレシピの切り抜きがたくさん!こんな感じで、ノートの白紙の部分に、その日教えてもらったレシピや、バーバラに教えてもらった豆知識などを書きこんでいきました。
ということで、本記事でご紹介するレシピは、すべてバーバラに教えてもらったもの。
全部は書ききれなかったので、特においしくて、今でもたまに作るものをご紹介してます!
ニュージーランドの、食事系レシピ4選
Cauliflower pickles カリフラワーのピクルス
左上の黄色いのが、カリフラワーのピクルス。酸っぱいんだけど、カレー粉とターメリックがはいっているので、スパイシーで食べやすいのが特徴。
カリフラワーをセロリにしてもグッドです。普通のピクルスに飽きたときにおすすめ。
材料
・カリフラワー 2個
・玉ねぎ 1個
・砂糖 1カップ
・マスタード(パウダー) 大2
・カレー粉 大1
・お酢 1リットル
・ターメリック 大1
・小麦粉 大2
・にんにく
・塩
・水
作り方
- カリフラワーと玉ねぎを、みじん切りにする。
- 塩をふりかけ、ひたひたの水をいれたら、一晩寝かせる。
- 翌日、水をよくきり、鍋に野菜とお酢を入れ、強火で20分ゆでる。
- 鍋に、砂糖とターメリックを投入。
- ボールに、小麦粉、マスタード粉、カレー粉、にんにくを入れ、4の煮汁少量と合わせてペースト状にする。
- ペーストを鍋に投入し、なじむまで加熱する。
★バーバラの
ワンポイントアドバイス
砂糖が気になるなら、砂糖のかわりに、パイナップルジュース1カップを入れて作ってもおいしい!
【コラム】現地の定番、Pipiとは?
pipiとは、 先住民族マオリの言葉で、2枚貝(たぶんあさり)のことを言います。フィティアンガは、海に面しているので、シーフードがたくさんとれるのです。
pipiに関しては、夏前からビーチでの潮干狩りが解禁になります。
解禁になると、バケツをもった地元のひとたちが、ランチやディナー用のあさりを狩りに、ビーチへ繰り出します。(※自然保護のため、一度に収穫していい量は決まっています)。
わたしも、ホームステイ先で2日に1回は、pipi拾いにいってました。収穫制限はあるものの、家族全員でいってら、そこそこの量が取れます。
家に帰ったら、砂抜きし、ボイルしたり、酢漬けにしたり、揚げてフリッターにしたり、色々な調理法でいただきます!
写真の大きいバケツには、拾ったpipiがたくさん入ってます。それを下処理し、左のフライパンでボイル!
Pipi flitters ピピーフリッター
Pipiの定番料理といえば、フリッター!写真の左がフリッターです。右は酢漬け。
材料
・pipi 好きなだけ
・卵 適当
・玉ねぎ(みじん切り)好きなだけ
・小麦粉 適当
すべての分量が適当だったので、レシピとは言えませんが!それもまた、家庭料理のいいところ。
作り方
- 材料
- 1を大きめのスプーンですくって、熱した油の中に投入。
- おいしそうな色になるまで、揚げる
Pipi vinegar ピピーの酢漬け
材料
・pipi 好きなだけ
・酢 pipiが浸るくらい
・はちみつ お好み
材料
- Pipiはボイルする
- ビンにボイルしたpipiと酢とはちみつをいれる
★バーバラの
ワンポイントアドバイス
貝類をボイルするときは、レモンを一緒に入れてボイルすると、フライパンが臭くならない!
★バーバラの
ワンポイントアドバイス
はちみつをビンからすくうときは、スプーンを温めると、びよーんとしなくて、すくいやすい!
sausage roll ソーセージロール
ソーセージロールというと、日本ではパン屋さんによくある、ソーセージにパンがぐるぐる巻かれたのを想像しますが、海外では違います。
海外でソーセージロールというと、ソーセージを挽いたものに、ハーブや野菜を混ぜた餡を、パイで包んで焼いたものをいいます。
写真の真ん中のかたまりが餡で、右下の白いかたまりが、パイ生地です。
ニュージーランド(というかルーツのイギリス)では、パイ料理が食事系・デザート系含めて豊富!
パイ生地もおうちで、ちょちょっと作って、さまざまな食材を詰めて焼き上げます。この焼き立てが、たまらなくおいしいのです!
ちなみにソーセージロールですが、現地ではパーティーはもちろん、お葬式でも食べるほど、定番なメニューなのです。
材料
【パイ生地】
・小麦粉 160g
・バター 250g
・塩 ひとつまみ
・レモン汁 小1
・冷えた水
【ソーセージフィリング】
・玉ねぎ 小1個
・にんじん 小1個
・挽いたソーセージ 500g
・お好みのハーブ 大2
・パン粉 200g
・バーベキューソース 大2
作り方(基本のパイ生地)
- 小麦粉、バター、塩は、ボールにいれ、両手ですりあわせる。
- 冷たい水とレモン汁をちょっとずつ加え、生地になるようまとめていく。
- 生地は、めんぼうで薄く伸ばして、3つ折りにする。この作業を3回以上続ける
- 冷蔵で1時間おやすみさせる
★バーバラの
ワンポイントアドバイス
上記のパイ生地のバターを、90gにして、粉糖80gを入れたら、アップルパイ等デザート系に使えるパイになる!
作り方(ソーセージロール)
- 玉ねぎとにんじんはみじん切りにし、他の材料とすべてあわせる。
- お休みさせたパイ生地は、30cm×12cmにカットする。
- 生地の片側にフィリングを長細くのせる。
- 生地でフィリングをくるくる巻く。まき終わりに卵を塗って、しっかり閉じる。とじ目は下にする。
- 3等分に切って、塗卵し、ナイフで2本切れ目をいれる(焼いているときに蒸気を逃がすため)
- 180℃に予熱したオーブンで、30分焼く
★バーバラの
ワンポイントアドバイス
フィリングにじゃがいもを加えたら、お肉とポテトがたっぷり入った、イギリスの伝統的なパイ、cornish pastryも作れる!
また、下写真のように、型を使えばキッシュだってお手の物!アレンジ自在です。
キッシュの味は、卵液にホウレンソウやトマトをまぜたもの(写真左下)と、マッシュポテトをしぼり袋でかわいく絞って焼いたもの(写真上)
【コラム】ニュージーランドの食器洗い事情
ニュージーランドでは、水がすごく貴重なため、食器洗いの仕方が日本と違うのです。
夕飯が終わった後、みんなで片付けをするのですが、最初はふつうに洗剤をよく泡立てたスポンジで、食器の汚れを落とします。
そして、洗剤を洗い流す…
と思いきや、洗い流さない!
洗剤まみれの食器を、そのままタオルで拭いているではありませんか。
「洗剤洗い流さないで、大丈夫?体にわるくない?」と思わずストレートに聞いてしまったら、
肩をすくめて「no problem!」と一言。
洗剤も環境にやさしいものを使っていて、何より、水が貴重なので、そうしているのだとか。
水をジャージャー使える日本は、恵まれているけど、節水意識はたしかに低いよなぁ…なんて考えてました。
ニュージーランドの、体にやさしいスイーツレシピ4選
食事もおいしいですが、個人的にはイギリスの焼き菓子文化を受け継いだ、クッキーやケーキが絶品で一押しです。
おいしいし、身体にやさしい。日本では、あまり見かけない焼き菓子も多いので、今でもたまに作ってます!
Anzac biscuits アンザックビスケット
アンザックビスケットは、ニュージーランドとオーストラリアの定番クッキー。
オーツやはちみつ、ココナッツたっぷりの栄養価が非常に高いエナジークッキーです。写真の真ん中のが、アンザッククッキーです↑
なぜ栄養価が高いのかというと、実はこのクッキー、誕生したのが第一次世界大戦のころ。兵隊のエネルギー源になるよう、食物繊維たっぷりのオーツを使ったクッキーができたのです。
ちなみに、バーバラの息子くんたちは、このクッキーを”poo-poo cookie!”と言ってたそう(poo pooの意味はググってね!)。食物繊維たっぷりなので、お腹にもやさしい笑!しかも、おいしい!
材料
・オーツ麦 100g
・小麦粉 100g
・砂糖 130g
・ココナッツ 50g
・ゴールデンシロップ 大2※
・ベーキングパウダー 小1/2
・お湯 大1
※ゴールデンシロップとは、サトウキビから作られる糖蜜のこと。
イギリスでは各家庭に常備するメジャーな砂糖調味料。クセのない甘さが特徴です。
はちみつや、メープルシロップで代用してもOKです!
作り方
- ボールに、オーツ、小麦粉、砂糖、ココナッツをあわせる。
- シロップとバターは、弱火にかけて溶かす。
- ベーキングパウダーは、大1のお湯に溶かし、2に投入。
- 3を1のボールに入れ、よく混ぜる。
- クッキングシートに、スプーン1杯のクッキー生地を置き、予熱したオーブンで、150℃で20分焼く
★バーバラの
ワンポイントアドバイス
オーツ麦は、コレステロールを下げてくれるから、肥満のひとにはおすすめ!
基本的に、馬と同じ食生活を送れば、コレステロール値はさがる!
【コラム】海外レシピの温度表記について
海外のレシピを見ると、オーブンの温度が文字表記の場合があります。それぞれの目安は次の通り:
- Slow oven: 100~150℃
- Moderate heat: 150~180℃
- High heat: 180~220℃
上記のアンザックビスケットの場合は、slow ovenでした!
Peanut chocolate brownies ピーナッツとチョコのブラウニー
写真両端に移ってるのが、ブラウニー。ピーナッツたっぷりで、ごつごつしていて食べ応え満点。
チョコブラウニーですが、チョコではなく、ココアパウダー入りなのでちょっとヘルシーな、普通においしいブラウニー!
材料
・バター 120g
・砂糖 100g
・卵 1個
・小麦粉 100g
・ベーキングパウダー 多めの小1
・塩 小1/4
・ココアパウダー 多めの大1
・無塩ピーナッツ 100g
作り方
- バターと砂糖は、ホイッパーでクリーム状にする。
- 溶き卵を加えてまぜる。
- 粉類はすべてふるい、1のボールに投入。
- 刻んだピーナッツも投入し混ぜる
- クッキングシートに、スプーン1杯の生地を置き、予熱したオーブンで180℃で15分焼く。
★バーバラの
ワンポイントアドバイス
ココアパウダー大1に対して、ひとつまみの塩と、小1/2のバニラエッセンスを入れると、苦みが抑えられる!
Carrot cake にんじんケーキ
海外ではおなじみの、キャロットケーキ!(写真左)
気になるお味は?
シナモン等のスパイスが効いていて、にんじんは感じません。シナモンとレーズン、そしてクリームチーズのアイシングで、にんじん嫌いもおいしく頂けるケーキです!
材料
・卵 3個
・砂糖 100g
・すりおろしにんじん 3カップ(1~2本分)
・レーズン 140g
・小麦粉 100g
・塩 小1/2
・全粒粉 100g
・サラダ油 170g前後
・ベーキングパウダー 小1.5
・お好みの刻みナッツ 100~200g
・シナモン 小2
作り方
- ボールの中で、卵と砂糖を、ふわふわになるまで泡立てる。
- ボールに粉類をふるい入れ、さっくり混ぜる。
- ニンジン、レーズン、ナッツを投入し、混ぜる。
- 180℃に予熱したオーブンで、45分~1時間焼く。
★バーバラの
ワンポイントアドバイス
クリームチーズと粉糖同量とレモン汁お好みを合わせた、クリームチーズアイシングを塗ると、さらにおいしくなる!トッピングにレモンの皮とナッツを散らせば、見た目もグッド!
Banana cake バナナケーキ
バナナケーキ(写真右)は、日本でもけっこうおなじみになってきましたね。バナナの甘味がたまらないケーキです!
ポイントは、冷凍バナナを使うこと!
わたしは、刻んだクルミもたっぷり入れるのが好きです。食感と香ばしさがアップします!
材料
・冷凍バナナ 3本
・バター 120g
・砂糖 150g
・ベーキングパウダー 小1
・ミルク 大2
作り方
- ボールの中で、バターと砂糖をよく混ぜる。
- 卵を入れ、さらに混ぜる。
- 解凍した、ぐにゃぐにゃのバナナを入れ、さらに混ぜる。
- ベーキングパウダーを温めた牛乳で溶かし、ボールへ投入。粉類も入れてさっくりまぜる。
- 生地を型に流し入れ、180℃に予熱したオーブンで、40分焼く
★バーバラの
ワンポイントアドバイス
バナナは冷凍すると、まっくろになって、より甘くなる!
そして、バナナにはカリウムがたっぷりなので、筋肉痛の人におすすめ!
【コラム】自然のものは、すべて奇数
バーバラと一緒に料理を作ったあと、必ず写真をとるのですが、その時かならず、
“nature is always uneven!”
(自然はいつも奇数)
と言ってました。
写真を撮るとき、いまだにこの言葉を思い出します。
どういうことかと言うと、自然の葉っぱでも、お花の花びらでも、数えると必ず奇数になるということ。
なので、食卓を彩るときや、写真を撮るときも、3とか5を意識して構図を考えると、美しく見えるのだとか。
だから、4つばのクローバーはラッキーなんですよね!
まとめ
本記事では、ニュージーランドはフィティアンガの、リアルな家庭料理のレシピをいくつかご紹介しました。実は、ラム肉以外にも、いろいろおいしいものがある国なんです。
そして、ご存じの通り、ニュージーランドは、乳製品大国なので、バターに関しては”grass- fed”(グラスフェッド)など、”自然な食作り”が重要なテーマなんです。
日本にいると、何かと忙しいから、便利なコンビニ弁当や、手軽なお惣菜など、「楽な食べもの」へついつい、ながれがち。
普段はそれでいいかもだけど、たまには、ゆっくり、1から、自分と誰かのために料理するのも大事ですよね!
そして、序盤のほうで、「留学に行くなら、大学時代しかない!」と書きましたが、現地に行ったら、30代で会社をやめて留学&世界一周をしているひとと出会ったり、還暦を迎えてから、フィティアンガに留学に来たという、日本人のおばあちゃん2人組もいました!
当時は「すごい!」くらいにしか思ってなかったのですが、今思い返すと、やろうと思えば、いつでもやり時なんだなぁとしみじみ思います。遅くても、やらないよりはまし!”Better late than never”ですね。
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